日本京都夜の観光ルート

古都ならではの、しっとり落ち着いた雰囲気に浸りたいなら、夜がおすすめ。月あかりの下で見るまち並み、幽玄な夜の桜や紅葉。昼間とは違った表情が見られるのはもちろん、夜風にふかれ、闇夜に身をおいてこそ、浮かび上がる京の魅力があります。腰をすえてたっぷり夜まで満喫してみては。

日本の誇る美しき古都、京都ならではの奥ゆかしく、艶やかな夜の風景はまさに絶景昼とは違う雰囲気を味わえる神社や、京都駅近の夜景スポットなど、京都の夜におすすめの観光スポットをご。春なら夜桜、秋なら紅葉など、煌びやかな光景の中で、大切な人と観光を楽しんでください。

有名な観光地やイベントだけではない、京都人だけが知っている日常生活をより感じることができるのが「夜観光」です。夜におすすめのイベント情報や観光スポット情報をご用意しています。ぜひ“京都”を再発見してください。

夜も観光地
京都の景色を見て心癒、落ち着いたら見に来て欲しい、京都の夜の絶景、美しい灯りに照らしだされた夜の風景を楽しむことができます。

東寺五重塔と京都タワー
京都駅をはさんで、南に東寺五重塔、北に京都タワー。京都の今と昔を表す対照的な京都のシンボルです。 美しくライトアップされた二つの景色を見ると、京都の人は「帰ってきたなぁ」と実感する瞬間です。京都タワーの展望室からは、京都市内の夜景を360度のパノラマで楽しむことができます。

京都タワー
京都の観光スポットがギュッと詰まった商業施設でもあるため、楽しみ方は千差万別!京都観光の際にはぜひ立ち寄りたいおすすめスポットです。地上100メートルから見下ろす、京都の夜景は格別です、京都の街並み特有の碁盤の目にそって灯る光は幻想的でロマンチック。 展望室5階には「たわわちゃん神社」があり、京都タワーのマスコットキャラである”たわわちゃん”と写真を撮る人も多いんです。

京都駅ビル
京都タワーと京都の夜景を眺める。お土産屋さんやレストランなどたくさんのお店が入っており、便利なこちらの建物。実は見所がいっぱいあります。特におすすめなのは「大階段グラフィカルイルミネーション」です。縦も横もとても大きな階段に、四季折々のデザインがライトアップされ、見る人をワクワクさせてくれます。

さらに、階段を登った先には、踊り場のようなスペースがあり、そこからは京都タワーと京都の夜景を一望することができます。京都の夜景の中、白く光る京都タワーはとっても綺麗、京都タワーを写真に収める穴場となっています。

京都駅のドーム型の天井下、地上45mの高さに設けられている空中径路は、京都タワーや京都市内を一望できる展望スポットです。西側入り口は駅ビル10階にある京都拉麺小路から、東側入り口は7階の東広場からアクセスできます。ガラス張りの通路の長さは147mで、途中に展望ポイントが数カ所設けられています。アクセス方法がわかりにくいこともあり、訪れる人の少ない穴場の夜景スポットです。

清水寺
清水寺広大な境内に安置する建造物が荘厳で、見所満載な京都観光スポットとなっています。春・夏・秋の年3回行われる「夜の特別拝観」、夜の清水寺をたっぷり楽しむことができます。

春の特別拝観、こちらは清水寺の夜桜です。春には「夜の特別拝観」が開催されています。しっとりとした雰囲気で歴史と夜桜を同時に感じられるおすすめ観光スポットです。

秋の特別拝観、清水寺も壮観、京都おすすめ観光スポット、境内のライトアップだけではありません。清水寺から放たれる、一筋の青い光。街並みを照らすこの光は、観音様の慈悲を表しています。

伏見稲荷大社
暗闇の中、わずかな灯篭に灯された朱い鳥居のトンネルは、昼とはまた違った独特の雰囲気を醸し出します。鳥居周辺をはじめ、夜の境内は最小限の灯りのみなので、訪れる場合はくれぐれも気をつけて参拝しましょう。

嵐山駅
嵐山駅こそ、とても素敵な夜の京都の観光スポットなんです、特に駅内の「キモノフォレスト」では、京都の名産品である友禅をあしらったポールが道の両脇に立ち並び、観光する人々を魅了します、夜には、幻想的な雰囲気に包まれている京都の観光スポット。夜になると「キモノフォレスト」は、はんなりとした光を放ち、あたりは幻想的な雰囲気に包まれ、訪れた人々もうっとり…

さらに奥に進むと、そこには「龍の愛宕池」があります。こちらの池の水に手をひたすと、みなさんの願いを叶え、幸せへ導いてくださるとのことですので、京都観光の際はぜひ訪れてみていただきたいです。

祇園
洗練された祇園の町並みを満喫するなら夜がおすすめ。軒を連ねるお茶屋さんの提灯に火が灯り、石畳の道と祇園を流れる白川が調和した様子は京都独特の風情を醸し出しています。

八坂神社
「祇園さん」とも呼ばれ、縁結びのご利益があるとして多くの人が参拝に訪れる八坂神社。伏見稲荷大社と同じく、24時間参拝が可能な神社です。夜は東大路通りに面する西楼門のライトアップをはじめ、舞殿の周囲に吊るされた提灯にも灯りが灯されます。

宝厳院
京都が誇る寺院を生かした夜のライトアップ、とても趣深くひっそりとした時間が流れており、そこにいるだけで心が落ち着く、こちらの寺院。 夜のライトアップも、寺院そのものの雰囲気を生かしたものになっており、とても温かみのある空間になっています。

夜間特別拝観が行われる秋頃には、紅葉も色づき、幻想的な雰囲気が楽しめます。 夜の闇に浮かぶ、オレンジ色の光を浴びた色鮮やかな紅葉に覆われる世界は、日常の喧騒から離れ、みなさんを温かく迎え入れてくれます。

木屋町を流れる高瀬川
繁華街のネオンで照らされた夜の高瀬川。夜の街の喧騒の中、高瀬川のせせらぎを耳にすると、ひとときの安らぎと京都の水運の歴史を感じることができます。

高瀬川の歴史は古く、江戸時代初期に角倉了以によって、京都の中心部と伏見を結ぶ物資を運ぶための運河として作られたものです。 一之舟入あたりでは、当時行き来に使われていた高瀬舟をみることもできます。

花見小路通
花見小路通は京都祇園の歓楽街を貫く、東山区北西部の南北路です。北は三条通り、南は有名な建仁寺まで続いていて、脇には可愛らしいお茶屋さんや居酒屋さん、格式が高い高級料亭など、様々なお店が立ち並びます。

昼は明るく、多くの観光客の方で賑やかなこちらの小路通。夜になると、雰囲気が一変。店からかすかに溢れる明かりや看板の明かりが、なんとも艶やかに小路に映りこみ、情緒的な雰囲気が醸し出されます。 座敷へと急ぐ舞妓さん、芸妓さんの姿を見られることも。灯篭の灯りでライトアップされた夜の花見小路通は、昼とは違った趣があり、通りをそぞろ歩きするだけでも楽しめます。

御金神社
市内の中心部にあり、二条城もすぐ近くの住宅街にある小さな神社。ピッカピカの金箔鳥居がゴージャス感を漂わせ、名前の通り”お金の神様”として親しまれています。日が暮れると金色の鳥居をはじめ境内が提灯の灯りで照らされ、日中よりも金ピカに!金運アップを願って、昼間以上に輝く夜の御金神社へぜひお参りしてきましょう。

法観寺
法観寺の中でも一際目立つ存在が、シンボルマークにもなっている「八坂の塔」。592年に聖徳太子が建てさせたと言われる八坂の塔は、見る者に歴史の重さを感じさせてくれるのです。夕暮れになってライトアップされると、今度は美しさを威厳の中に見出すことができます。

西山に沈む夕日と広沢池
池面に秋の夕日に赤く染まったうろこ雲が映りこみ、天と地が一体となる幻想的な風景。 平安時代中期に造営されたと伝わる広沢池は、周囲1.3キロほどの池で、別名「遍照寺池」とも呼ばれ、日本三沢の一つにも数えられています。 古来より観月の池として知られ、西行法師や松尾芭蕉、与謝蕪村などが歌を詠んだ地でもあります。

瑠璃光院
夜にはライトアップされ、まるでそこだけ違う時間が流れているような錯覚に… 昼とはまた違った絶景の素晴らしさをあなたも、京都らしい和の空間と、自然の美しさがマッチした夜のインスタ映えスポット。

高台寺
夜にはライトアップされ、なんとも趣深い雰囲気に包まれる風情あるスポット。 秋には紅葉、冬には白雪とのコラボレーション、春には桜、そして夏には、竹林道のライトアップをお楽しみください。

万灯呂山展望台
万灯呂山は京都市内や奈良市内方面まで見渡せる眺望の良い展望地で、その景観の美しさは、京都府の景観資産にも登録されるほど。山頂には展望台が設けられており、芝生に腰掛けながらパノラマの景色を堪能できます。

夜の祭り

春の夜間特別拝観
京都の春といえば、夜桜、京都には美しい桜の名所がたくさんありますが、ほのかな明かりに灯され浮かび上がる桜は幻想的で、思わずうっとり。昼とは趣が異なる庭園や建物も相まって、時を忘れて魅入ってしまうはずです。 この春、夜間特別拝観やライトアップされる社寺や施設をご紹介いたします。

祇園の夜桜(春)
八坂神社の東、円山公園の中央に大きくそびえる祇園しだれ桜は公園のシンボル的な存在として多くの人から親しまれています。円山公園は、1886年(明治19年)にできた京都市内で一番古い公園で、国の名勝にも指定されています。園内では約700本もの桜を楽しむことができますが、中でもこの祇園しだれ桜は、ライトアップされると咲き誇る薄紅色の花が夜空に浮かび上がり、華やかな気持ちにしてくれます。

夏の夜間特別拝観 
豊臣秀吉の菩提を弔うため、毎年8月1日から秀吉の命日8月18日にかけて、夜間特別拝観が開催されます。 境内各所では願いの提灯「永久の明り」が点灯し、方丈前庭・波心庭ではプロジェクションマッピングも行われます。

百鬼夜行展
日本では古来、生き物と同じく道具にも魂が宿ると考えられていて、捨てられたり古くなった道具が形を化け物や妖怪に姿を変えて、闇夜に行列をなしてさまようことを百鬼夜行と言います。毎年7月15日から8月31日にかけて 、この展示では、高台寺所蔵の宝物から、江戸時代の「百鬼夜行図」絵巻をはじめ。

秋の夜間特別拝観
京都紅葉の秋、京都には数多くの美しい紅葉の名所があり、それぞれ趣深い情景を醸し出してくれます。とくに夜に明かりに灯された紅葉や庭園、建物は昼とは全く異なる顔を見せ、幻想的な世界へと誘います。

秋を迎える京都では、市内各所で、夜間の特別拝観と紅葉のライトアップが行われます。明りに灯され美しく浮かび上がる紅葉をぜひご覧ください。京都の秋の夜は大変冷え込みますので、暖かい服装でお出かけくださいね。

嵐山花灯路(冬)
「灯り」と「花」をテーマに京都の自然景観や歴史的文化遺産などを露地行灯の灯りといけばな作品で彩る「京都・花灯路」。 澄んだ冬の空気を感じながら、ほのかな灯りに照らされた幻想的な雰囲気をぜひお楽しみください!また、期間中は周辺社寺等(常寂光寺・野宮神社・天龍寺・宝厳院・法輪寺・落柿舎)での特別拝観・開館やライトアップが行われます。さらに会場北エリア(長神の杜、落柿舎前)では、アート作品の展示、新スポットの亀山公園では木々や「小倉百人一首」の歌碑等のライトアップのほか、友禅柄大型行灯や光のオブジェも展示されます。

渡月橋や竹林の小径など、嵯峨・嵐山の名所がライトアップされ、幽玄の世界へと誘います。 さらに、常寂光寺近くの小倉池では、ほのかにライトアップされた木々が水面に映りこみ、幻想的な風景が広がります。 また、嵯峨・嵐山周辺の寺社仏閣(宝厳院・野宮神社・常寂光寺・法輪寺)においては特別に夜間拝観やライトアップが実施されます。紅葉でのにぎわいが過ぎ去った後の12月ならではの凛とした空気の中、しかも夜間という時間帯、このときにしか見ることのできない嵯峨・嵐山をぜひお楽しみください。

竹林の小径
平安時代には貴族たちの別荘地として栄えた、京都を代表する観光名所「嵯峨嵐山」。野宮神社から天龍寺北門、大河内山荘へと続く竹林の小路は、毎年12月開催の「京都 嵐山花灯路」では、優美な行灯で散策路が照らされ、竹林がライトアップされます。

恵美須神社 冬の十日ゑびす大祭
商売繁盛・家内安全の神で「京のえべっさん」の名で親しまれる恵美須神社。 ゑびす神の生まれた日とされる1月10日をはさんだ5日間行われ、期間中は「商売繁盛でササ持って来い」の掛け声とともに吉兆笹が授与されます。 9日、10日は夜通し開門され、境内をはじめ付近には多くの露店が並び、賑わいます。11日の20:00には舞妓さんによる福笹と福餅の授与が行われます。

ナイトライフ

博物館の夜
夜の開館時間はゆっくり鑑賞したり、普段とは違った雰囲気を楽しむことができます。 秋の夜長、日中観光した後でも立ち寄れるナイトミュージアムを堪能してみてはいかがでしょうか。

大徳寺大慈院で坐禅体験
臨済宗大徳寺派大本山大徳寺の塔頭寺院で、大徳寺129世・天叔宗眼を開祖として1585年に織田信長の姉の安養院らによって創建されたお寺です。

住職による説明のもと坐禅体験を行い、静謐な雰囲気の中で日々の忙しさを忘れ、身体をゆるめ心を穏やかにするひとときを過ごします。坐禅体験は丁寧に分かりやすく説明されるので、初めての方でも気軽に体験できます。坐禅体験は朝・昼・夜それぞれ行います。