一乗寺・修学院エリア、日本京都観光ルート

一乗寺エリア、宮本武蔵が決闘した伝説が残るまち、自然、歴史、寺院の庭園など、魅力を存分に感じよう。洛北にある一乗寺。西側には、下流で賀茂川と合流して鴨川となる高野川が流れ、東側には京都一周トレイル東山コースが通る美しい山並みが続きます。このように、美しい自然を身近に感じられる点も魅力。一乗寺という地名は、平安中期から中世にかけて、付近にあった天台宗の寺の名前に由来。この寺にあった松の下で、江戸初期の刺客・宮本武蔵が決闘をしたという伝説も残され、近くにある八大神社には当時の松の古株が保存されています。また、近くには庭園が見事な寺も点在。一乗寺では、自然と歴史、美しい庭園美に出会えます。

修学院エリア、後水尾上皇が造営した修学院離宮の見学や比叡山の緑に癒やされる、公園で遊んだり、寺社巡りを楽しみながら充実の時間を。1656年~1659年(明暦2年~万治2年)に後水尾上皇が造営した、約54万5000平方メートルという広大な山荘・修学院離宮を包みこむような緑や、東側に広がる比叡山の雄大な姿。こうした景色に癒やされながら散策をしたり、高野川を渡ったところにある宝が池公園で遊んだり。辺りには、都七福神の一つである福禄寿がまつられている赤山禅院や、赤山禅院とともに紅葉の名所に数えられる鷺森神社といった古社寺も点在。8月16日の五山の送り火の日に、「妙法」が点火される松ヶ崎山も近い。

一乗寺駅
一乗寺駅は、京都府京都市左京区一乗寺里ノ西町にある叡山電鉄叡山本線の駅。駅番号はE04。駅名は駅所在地の地名に由来する。地名のもととなった一乗寺はかつて平安中期から中世にかけて当地に存在した寺院であるが、その詳しい所在地は不明である。 対面式2面2線のホームを持つ。平素は駅員無配置駅であるが、平日の朝と多客時の土日のみ係員が配置されるため、出町柳方面行きホームの出入口には改札口状の柵が設置されている。 入口はホームの出町柳駅側にあり、「曼殊院道」の踏切に面している。八瀬比叡山口駅・鞍馬駅行きホームはホームのほぼすべてを、出町柳駅行きホームは約1両分の長さの上屋で覆われ、ワンマンカーの乗降口をカバーしている。

駅は曼殊院道に面し、商店街の中にある。開設当時から商店が並んでいたが、戦後市場が開設され、曼殊院通にバス路線も通じた。1960年代、駅西側は当時都市中心部以外では珍しかった映画館やパチンコ店などを有する商店街、歓楽街として発展した。1980年頃から衰退し映画館も廃業しているが商店街としての様相は残している。京都大学や京都工芸繊維大学などの大学への通学圏内にあることから現在は大学生相手の店も目立ち、とりわけ駅西側を走る東大路通沿いには京都ラーメン専門店が軒を連ね「ラーメンストリート」や「ラーメン街道」、「ラーメン銀座」と呼ばれる。 付近には詩仙堂、一乗寺下り松など観光名所も多い。

修学院駅
修学院駅は、京都府京都市左京区山端壱町田町にある叡山電鉄叡山本線の駅。駅ナンバリングはE05。 開業当時は現在より約100メートル北側にあり、駅出口は現在駅前にあるプラザ修学院の裏の道に面していて、ここが駅前通りとなっていた。駅構造、配線等は現在とほぼ同じであった。駅業務ならびに運輸関係の事務所は駅西側、現在の北山通あたりにあり、駅前通を挟んで離宮道との間(現在の京福マンションの位置)にも事務所や倉庫があった。東側のホーム裏(現在の北山通の位置)は車庫裏というべき場所で、草むした線路の上に廃台車や部品が放置されていた。

北山通に面し、東大路通の北端部にある。南東側のローズマンション裏には修学院車庫が隣接している。また、駅のすぐ東側に白川通が、西側に川端通がある。京都盆地の北東角にあたり、西側の東大路通と川端通の間にある旧大原街道は古くからの商店街である。当駅のごく周辺は、駅東側のプラザ修学院、駅西側に隣接(ホーム側にも入口あり)したフレスコ修学院店の他、数件のスーパーマーケットも立地する商業地域であるが、駅から少し離れると北山通、白川通沿い以外は住宅地となっている。 東側に広がる住宅地は徒歩圏内としては叡山電鉄沿線で一番大きく、付近には観光名所も多い。このため輸送人員は当駅で半減する。京都市営地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅は西へ800メートルほど離れたところにある。

観光スポット

国立京都国際会館
国立京都国際会館は、1966年、景観豊かな京都市、宝ヶ池に、わが国唯一の国立による国際会議場としてオープンして以来、地球温暖化防止京都会議(COP-3)や第3回世界水フォーラムなどをはじめとする数々の国際会議や国内会議等が開催されています。 また、音響、映像、同時通訳施設をフルデジタル化することにより、構築された光ファイバーで各会場を結び、ネットワーク化した会議運営システムが完備され、素晴らしい自然環境とともに、充実した設備を有する世界に誇れる国際会議場です。 当会館へは、JR京都駅から地下鉄で20分。また京都市内各ホテルからは、地下鉄東西線等を利用して、概ね20分以内で来館できるなど、交通の利便も優れています。

宝ヶ池
左京区松ケ崎の池・宝ケ池を中心とした地名。池は1763年(宝暦13)かんがい用水として作られた。周囲1.8キロ。1931年(昭和6)京都市に編入。戦後1949年(昭和24)付近43万平方メートルを宝ケ池公園として整備した。

京都市障害者スポーツセンター
障害のある人々のスポーツの推進拠点として、プール・体育室・卓球室や各種の運動器具を設置したトレーニング室を備えています。また、講習会やサークル活動等の文化教養活動のための、会議室や和室も備えており、各種スポーツ教室、文化教室や大会等も開催しています。

名所・旧跡

実相院庭園
裏山を背にした池泉式庭園と表の石庭は趣を全く異とする。その2つをむすぶ通路のかえでが室内に映りこむ様子は「床もみじ」「床みどり」と呼ばれている。

曼殊院庭園
曼殊院の庭園は和歌の持っているリズムを感じさせる典雅で文化的な庭園。青石の豪快な石橋の傍らの立石は枯滝を象徴。舟縁をイメージした小書院縁先の欄干は独特で、此岸から彼岸へわたる船の趣。松と杉苔の鶴島、亀島を配す。鶴島の五葉の松は、樹齢400年。松の根元にはキリシタン燈籠。

修学院離宮
明暦2年~万治2年(1656-59)後水尾上皇が比叡山麓に造営した広大な山荘。約54万5000平方メートルの敷地に上・中・下3つの離宮から構成され、いずれも数奇な趣向の茶亭等が閑雅にめぐらせた池の傍らに立つ。自然と建物の調和が絶妙。

岩倉具視幽棲旧宅
幕末~明治期の代表的な政治家である岩倉具視(文政8-明治16,1825-1883)が,佐幕派と見なされ攘夷運動の高まりの中で一時失脚して岩倉村に隠棲,当旧宅は元治元年(1864)から慶応3年(1867)までの3年間住居としたもので,昭和7年(1932)に国の史跡に指定された。また,対岳文庫は展示・収蔵施設として昭和3年(1928)に建てられ,現在も岩倉具視関係品を展示している。建物は平成19年(2007)に国の登録有形文化財となっている。

金福寺庭園
金福寺の庭園は、皐月の築山と白砂の簡素な枯山水。三段の生け垣越しには素朴な趣の芭蕉庵の茅葺き屋根が見える。3月は紅梅とあせびの花、11月はさざんかと特に紅葉が美しい。芭蕉庵からは洛中が一望できる。

野仏庵
西園寺公望公のよし葺きの屋根の門と茶室、閑寂の庭園、石段を登ると上田秋成の茶室。淀の茶屋の旧邸を移築した母屋で四季の雅の中でお抹茶を一服

詩仙堂
詩仙堂は、京都市左京区にある、江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡。国の史跡に指定されている。現在は曹洞宗の寺院でもあり丈山寺という。 寛永18年 (1641年)、丈山59歳の時に造営され、丈山は寛文12年 (1672年)、90歳で没するまでここで詩歌三昧の生活を送った。「小有洞」という門をくぐり、竹林の中の道を行くと、石段の上に「老梅関」という門があり、その先に詩仙堂の玄関がある。玄関上は3階建の「嘯月楼」となっており、その右手 (西側) には瓦敷の仏間と六畳、八畳の座敷、左手には四畳半の「詩仙の間」、「読書の間」など多くの部屋がある。このうち嘯月楼と詩仙の間の部分のみが丈山当時の建築で、他は後世の改築である。 庭園造りの名手でもある丈山自身により設計された庭は四季折々に楽しむことができ、特に春 (5月下旬) のサツキと秋 (11月下旬) の紅葉が有名で観光客で賑わう。縁の前に大きく枝を広げた白い山茶花も見所のひとつ。一般にししおどしとして知られる、添水 (そうず) と呼ばれる仕掛けにより時折り響く音は、鹿や猪の進入を防ぐという実用性とともに静寂な庭のアクセントになっており丈山も好んだという。

美術館・博物館

京都工芸繊維大学美術工芸資料館
京都工芸繊維大学のキャンパスのほぼ中央に位置する美術工芸資料館の収蔵品は、前身校の一つである京都高等工芸学校の創立以来の収集品が中心となっています。京都高等工芸学校は明治35(1902)年に創立され、ヨーロッパにおける新しいデザインの動向を展望し、わが国におけるはじめての本格的なデザイン教育が開始されることになったのです。 収蔵品はデザイン教育の教材として集められ、絵画、彫刻、金工、漆工、陶磁器、染織品、考古品等多岐にわたっています。とくに、浅井忠の「武士山狩図」は、東宮御所(現迎賓館)の綴織壁飾の原画(実物の2分の1)として制作したもので、これと併せて収蔵されている一連の習作群は制作の過程を見ることのできる貴重な資料となっています。19世紀末から20世紀前半にかけてのアール・ヌーヴォー期のポスターコレクションも注目を集めています。これらは年間5回程度の企画展示を通じて公開しています。

京都造形芸術大学芸術館
京都造形芸術大学芸術館は、本学の収蔵作品を常設展示している博物館です。 その主なものは、詩人の宗左近氏寄贈の縄文時代の土器、装身具、土偶などのコレクション約200点、考古学者・江上波夫氏寄贈のシルクロード沿道の工芸品約170点、京都芸術短期大学の元学長である大江直吉氏の浮世絵師・豊原国周の作品約360点余りです。 毎年春と秋には伏見人形をはじめとした全国の土人形550点をベースとした特別展を、そして年間3回のコレクション展を行なうスケジュールとしています。 また、当館は博物館相当施設として認可されており、本学の通学・通信教育において博物館実習等にも活用されています。

京都民芸資料館
昭和56年開館。館内は3階に分かれ、日本を中心にアジア各地の焼き物、染織、絵画、木工などさまざまな工芸品を展示している。また、土蔵造りの建物自体、建築文化として貴重な存在である。

行事・祭典

狸谷不動院秋まつり~おつながり参拝~
狸谷山火渡り祭
泰山府君祭・端午大護摩供
例祭・神幸祭
丈山翁遺宝展
鷺森神社例祭
松ヶ崎題目踊り
珠数供養
新春八千枚大護摩供
ぜんそく封じのへちま加持
初不動
石座神社の火祭り