浜松市秋野不矩美術館、日本

東京の緑豊かな丘の上から、浜松市秋野不矩美術館を見物しています。博物館は1998年4月に正式に開館し、天竜を街の香りにする重要な役割を果たしています。文化の香り “です。建物は2階建てで天竜杉を使用して建てられ、その壁には伝統的な漆喰「シクイイ」が施されています。他の多くの天然素材も使用されており、美術館としてのユニークなものとなっています。それは藤野守信によって設計されたものです。 1階には常設展示室があります。 2階には、訪問展示室、地元のシティギャラリー、講義施設を備えた特別展示室があります。客室は秋野福の作品を紹介するためのもので、地元住民の活動にも利用することができます。

Akino Fukuは、1908年に浜松市の二俣町で生まれました。彼女は石井りんようと西山水車の下で芸術を学び、28歳で新聞賞を受賞しました。その時から、彼女は有能なアーティストとして注目を集め続けました。第二次世界大戦の直後には、「ソゾビジューツ」と呼ばれる日本のアーティストの動きに参加して、新しい形の日本画を確立するという目標を設定しました。この間、日本画の伝統的なビジュアルから離れ、西洋画の要素の多くを創作しました。 54歳の時、インドの大学の客員教授になりました。その時から、彼女はインドに魅了され、何度も国を訪れ、寺院や風景をモチーフにして多くの絵を描きました。インド旅行だけでなく、彼女はアフガニスタン、ネパール、カンボジアを訪れ、彼女の芸術を創造する場所を探しました。

この博物館では、彼女の伝統的な時代の作品と彼女のインド作品の数々が常設展示されています。また、年中には臨時展や特別テーマ展もあります。

コレクション:
砂上
砂上故郷の天竜川の砂浜は真っ白であり、その河原に横たわる女体の量感と、動きのある童児(長男)を組み合わせて構成した。

紅裳
紅い系統の色の着物を着た女性を、円形の構図で描きたかった。これは構成的な図で、赤のあらゆる色を使って配色した五人の女人像である。

坐す
裸婦のモデルを使い、裸体の起伏を、女性の艶かしい肉体の表現というよりは、むしろ固くて、力強く、顔などは省略した構成で試みた。少しドライな絵。

少年群像
少年のまだ成熟し切らない肢体の新鮮さがよくて描いたもの。この時初めて構成していく仕方や色の表現方法が分かってきた。ガラスのようなものに着色したザラザラした絵の具で描いた。

青年立像
次男の、成長した青年のみずみずしい肢体に魅力を感じ、薄い青で、若い清新な感じを出して、象徴的に描いた。

平原落日
初めてインドの風景に接した時の作品。シャンチニケータン近郊のサンタル村の落日。地平線に沈む前の一瞬、沼に映った太陽は二つとなって輝いていた。

行者シヴァ
シヴァ神は、ヒンドゥの三大神の中で最も地上的で、また土着的な神でもある。これはシヴァが行をしている姿。シヴァは荒々しい所もあるが、救済の神でもある。天からガンジス河の水が流れ下る時に、大地が壊れないようにシヴァが頭で受けて、髪の毛の間から分けて大地に下ろしたという。

インド女性
女子学生のダイアナンダさんが、日曜日の朝、真紅のストールを着て訪ねてきた。ハッとする美しさだったのでスケッチして描いた。

ガンガー(ガンジス河)
水が満々とガンジスを流れ、向こう岸も見えなくなり、さながら海のようになる。雨期を待ち、その滔々たる流れの壮観を見るためにビハールの州都・パトナーへ行き、ガートに立って眺めた。スコールは黒雲を呼び、はるかな流れの中に渦巻き、広い河幅のこちらには陽が照っていてイルカが跳ねるのが見えた。

中庭の祈り
家の中庭の中心に、神様を描き、その周りにはアブストラクトの絵で、「いいサリーが買えますように」「いいお婿さんがきますように」と願いをこめて娘が描く。そして幸福が家の中に入って来るように神様の足跡が家の中に続く。サラサラの白い粉で描かれ、祈りが終ると消されてしまう。

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女神ヤクシニー
ヤクシャ、ヤクシニーはそれぞれ仏教守護の男神、女神である。仏教以前から民間信仰の対象でもあった。聖樹の下にヤクシニーが宿ると言われ、有名な豊饒のシンボルである。

シウリ スケッチ
マドバニ村落の家。壁一面には、人々を楽しい気持ちにさせてくれる生命の樹が描かれている。屋根は赤土を焼いたレンガで、黄土の壁が広がり明るい感じがする。

インドを汽車で旅行をすれば、駅に止まるごとにホームに群がる赤いシャツに赤いターバンをつけたクーリーの姿を見かける。客の荷を持てるだけ肩と頭上にかついで運ぶ姿が一生懸命で、実に生き生きとしている。

土の家(生命の樹)
ヴィシュヌプールのテラコッタ寺院の外側をめぐる廻廊。夏の暑い日、非常に強烈な午後の陽射しが差し込んでいて、野良犬が寝ている。まばゆいような太陽の光を金箔で、それを表現してみた。

廻廊
ここはマトゥーラー、デリーの南を流れるヤムナ河の対岸。渡し船に乗って向こう岸に着くと、河畔にはイスラムの部落があり、女は自分の手で上壁をぬっている。壁土は牛糞と泥を混ぜてこね、すべて手でする。デワリヤプージャの前に、また結婚式を祝うために門や家を新しい土で塗り清めるのである

壁を塗る
空が抜けていて、傍らに石柱が立ち、廟の前には牛の像。その中には男女の像が立てかけてある。平原の茫漠とした荒れた野原の真ん中にある廃墟。4年間も雨が降らず、草は乾燥しきって白けている。

渡河 スケッチ
南インド、マイソールに近いべルールのヴィシュヌ神を祀るチェンナ・ケーシャヴァ寺院の廻廊。立っているのは女神ナギニー。壁にはナーガがビッシリ描かれている。

聖なる河、クリシュナ河が氾濫して、滔々と流れている。水牛が向こう岸の放牧されていたところから帰って来るところを毎日見ていた。氾濫しているので頭だけだして泳いでいる。最初、クリシュナ河を描くつもりだったが、洪水のため、カルカッタに近いダヤ河を描いた。


インドにはいろんな牛、水牛がいる。泥のような水たまりで水を浴びている。とてもグロテスクな姿だが、泥水と牛が良かった。この作品は、少しすっきりしすぎた。もっと泥臭く、ゴツゴツした水牛を描きたかった。

ウダヤギリ
オリッサのブバネシュワールの郊外にウダヤギリ、カンダギリという山が2つある。ウダヤギリには、ヒンドゥとジャイナ教の僧が、瞑想したり、読経したりする場所が、自然石をくりぬいて造られている。その入り口の柱の間に女神が立っていた。右肩には鳥が止まっている。

オリッサの寺院
オリッサ州、ブバネシュワールにあるリンガラージャ寺院、ラージャラーニー寺院、パラスメシュワル寺院の3つの寺院を組み合わせて1つにした作品。かなり前から構想していて、3枚のバランスがとても難しい。

雨雲
インドの雨期は6月〜7月ごろである。その雨期の季節には、モンスーンが発生して突風にあおられる。砂漠の上空で、遠くの方で雨が降り、だんだんと雲が迫ってくる様子を描いた。

砂漠のガイド
最晩年にアフリカを訪れ、いくつかの作品を描いた。2001年の秋、93歳で亡くなるまで絵描きであることを全うした。