京都駅周辺エリア、日本京都観光ルート

京都駅周辺エリア、点在する寺院では、さまざまな仏教文化を体感、家族で楽しめる、芝生広場がある公園や水族館、鉄道博物館も。市バスや鉄道各社が集まるターミナル、京都駅。ホテルに百貨店、劇場などもあることから、国内外の観光客や地元の人々でにぎわうスポットです。駅の中央口正面に立つのがランドマーク的存在の京都タワー。その横をまっすぐ北へ伸びる烏丸通には東本願寺、西側の堀川通には西本願寺、駅の南側には五重塔で有名な東寺など大伽藍があり、界隈を歩くだけでも仏教文化を感じることができます。また西へ徒歩15分ほど歩けば芝生広場や河原遊び場などがある梅小路公園に京都水族館、京都鉄道博物館も。子どもから大人まで遊べるエリアです。

下京区は、京都市を構成する11区のひとつである。北辺を通る四条通の四条烏丸(烏丸通)から四条河原町(河原町通)までは京都府、京都市有数の繁華街となっている。 同区内に立地する京都駅は、京都市周辺部のターミナルであり、周辺には京都タワー・京都駅ビルなどを中心に商業施設が集まっている。

京都駅
京都駅は、京都府京都市下京区にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)・東海旅客鉄道(JR東海)・近畿日本鉄道(近鉄)・京都市交通局(京都市営地下鉄)の駅である。 政令指定都市であり近畿圏の主要都市のひとつであり、また年間を通じて膨大な観光客を受け入れている京都市の玄関となる中心駅であり、国内外の観光客にとって京都観光の拠点となっている。東海道新幹線の全列車が停車するほか、JRには北陸・山陰・関西空港・南紀方面、近鉄には奈良・橿原神宮・伊勢志摩方面など、各地を結ぶ特急列車が発着する。JRについては在来線特急の発着種類が日本一多い駅である。観光客はもちろん、京都市内あるいは各線乗換利用の通勤通学客も多く、1日平均の乗降人員が各社合計で70万人の日本で有数のターミナル駅である。第1回近畿の駅百選に選定された。1997年に完成した現在の駅ビルは梅田スカイビルなどの作品で知られる原広司の設計。駅周辺は商業施設や観光客向けのホテルが多数集積しているが、京都市の中心繁華街である四条河原町とは距離がある。そのため主に駅前のバスターミナルを発着する多数の路線バスが四条河原町や市内に点在する観光地などを結んでいる。

初代駅舎は1877年(明治10)赤煉瓦造り2階建てで開業。大正初期に木造ルネサンス様式に改築されたが昭和期焼失、建替えられた。東海道新幹線開通に伴い八条口乗降場も開設されJR各線と近鉄、市営地下鉄駅もある。1997年(平成9)開業の新駅舎は、建築家原廣司氏の設計で、駅ビル施設としては全国最大級の大規模複合施設。 ホテル、百貨店、文化施設などが一同に集合し、交通ネットワークの拠点であるだけでなく、人々が集い楽しめる多面体のような空間。

京都駅ビル(JR西日本)は、日本の鉄道駅舎としては異例の国際指名コンペ方式で行われ、新駅ビル設計者には原広司、安藤忠雄、池原義郎、黒川紀章、ジェームス・スターリング、ベルナール・チュミ、ペーター・ブスマンの7名の複数の建築家が指名された。設計審査の結果、先ず原広司案、安藤忠雄案、スターリング案の3案に絞り込まれ、さらなる協議を経て、原広司案が最終案として採用された。京都駅周辺は高さ120mまでの建築物が建築可能となる特例措置が設けられているが、高さ制限の緩和は古都の景観を損なうも、建物の巨大さ、高さに起因する圧迫感を回避し、いかに周辺環境との調和を図るかが作品の評価のポイントとなった。採用された原広司案は、最大高さを60mに抑えた上で、南北方向の道路に合わせて建物を分割して視線を通すなど、圧迫感を回避するような配慮が随所に見られる。

京都駅ビルは、東側にホテルグランヴィア京都、西側に百貨店のジェイアール京都伊勢丹が位置する。その間の中央コンコースは、4000枚のガラスを使用した正面と大屋根で覆う広々とした吹き抜け(横幅147m、奥行29m、高さ50m)になっている。吹き抜けの最上部には地上45mの空中径路が通っている。 京都駅ビルの延床面積238,000m2の内訳は、駅施設が約12,000m2、ホテルグランヴィア京都が約70,000m2、百貨店などの商業施設が約88,000m2、「美術館・えきKYOTO」などの文化施設が約11,000m2、駐車場が約37,000m2、行政関係施設などが約38,000m2、となっている。他都市の大規模な駅ビルの場合、面積のかなりの部分を企業向けの賃貸オフィスに割いていることが多いのに対して、京都駅ビルはそうした部分をほとんど持たない。 その後、嵯峨野線ホーム亀岡寄り側付近は京都駅NKビルが増築され、新しく改札口(西洞院口)を設けた。この改札口は、同ビルに出店した家電量販店ビックカメラ京都店の内部に取り込まれている。

在来線の出入口は、北側地上に「烏丸中央口」、北側地下1階に「地下中央口」、南北自由通路に通じる西側橋上駅舎上に「西口」、地下自由通路に通じる地下1階に「地下東口」、南東側地上に「八条東口」、山陰線30番・31番乗り場ホームからビックカメラJR京都駅店2階に直結する「西洞院口(にしのとういんぐち)」がある。 乗り換えは、烏丸口のバス利用者は「烏丸中央口」、八条口のバス利用者は「八条東口」「新幹線八条口」など、近鉄線へは西口、地下鉄へは地下東口が至近である。 他の京都市内にある各線の駅や大都市の主要駅と比べると、烏丸中央口は駅前のターミナル(バス・タクシーのりば)が広くゆとりがあるのが特徴である。

観光スポット

京都タワー
JR京都駅正面のビル屋上に建設された地上131メートルの展望塔。タワーの優美な立姿は京都の街を照らす灯台をイメージしたもの。展望室は地上100メートル、京の街並と周囲の社寺や東山三十六峰が一望できる観光名所。

梅小路公園
梅小路公園は、市街地の中心にあって緑と花で人が憩える空間として、また災害時には市民の皆さんが避難できる場所として、平成7年4月に開園した面積約13.7ヘクタールの都市公園です。公園内には、いつでも自由に利用できる広々とした「芝生広場」、水と親しめる「河原遊び場」、毎月第1土曜日(1、5月除く)手作り市などの催しが行われる「七条入口広場」、などがあり、また、有料施設として建都1200年を記念して作られた「朱雀の庭」やビオトープ「いのちの森」のほか、なつかしい「チンチン電車」、レストランや貸室のある「緑の館」とおもいやり駐車場(交通弱者専用)があります。

京都水族館
2012年3月にオープンした京都市内初の大規模水族館。丹波の山々や芦生原生林にふった雨がわき水になり、小川になり、やがて大きな川となって、そして海へ流れこむ。こうした源流から海にいたるつながりと、多くのいのちが共生する生態系を、再現しています。「京の川」エリアでは、国の特別天然記念物オオサンショウウオの展示や、多種多様ないきものが息づく豊かな京都の海をまるごと再現した「京の海」大水槽、公園の芝生や木々を望むイルカスタジアムなど楽しい展示が目白押し。また、展示だけにとどまらず、ワークショップなどの体験プログラムを定期的に実施しています。水と、水に棲むいきものたちと、親しみ、遊びながら学ぶことができます。

VIVA SQUARE KYOTO
季節を問わず楽しめる屋外型スケートリンクVIVA SQUARE KYOTOは、京都市内唯一の屋外型スケートリンクです。京都駅から一駅の「梅小路京都西」駅を降りてすぐ目の前「京都市梅小路公園」内に新しくオープンします。 ライトアップに照らされ夜空を眺めながら楽しめる開放感抜群のスケートリンクを通し、新しい体験の面白さ、感動をご提供していきます。

音楽噴水AQUA FANTASY
京都の玄関口京都駅前に光と音楽が連動する音楽噴水が誕生。<曲目> オープニング曲(祇園囃子、祇園小唄、さくらさくら)、愛の挨拶、おもちゃの交響曲、「カルメン」組曲第1番より闘牛士※京都市交響楽団演奏曲、アイネ・クライネ・ナハトムジーク、シング シング シング

京都市健康増進センター
スイミングプール、トレーニングルームなどの運動施設を備えた健康づくり施設。スポーツ教室:エアロビクス、ズンバ、ヨーガ、太極拳、少林寺流拳法、社交ダンス、フラダンス、健康カラオケ、水中たいそう、水泳など

スカイホップバス京都
走行ルート、京都駅烏丸口→烏丸五条→四条烏丸 錦市場→二条城→二条駅→北野天満宮 上七軒→金閣寺→大徳寺→京都御所(同志社大学前)→平安神宮 岡崎公園→祇園(KOTOWA京都八坂前)→五条坂(清水寺・祇園)→三十三間堂・国立博物館(ハイアットリージェンシー京都)→京都駅烏丸口

名所・旧跡

羅城門跡
794年(延暦13)に建設した平安京の正門。東西4.5キロ、南北5.3キロの京域中央部の南端に羅城門がそびえ、北端の朱雀門と相対していた。門は正面33メートル、奥行8メートル。二重閣瓦屋根造で棟両端に金色の鴟尾を置く。鬼の腕切りなど能・小説・映画「羅生門」で有名。南区九条通千本に石碑・駒札。市バス羅城門すぐ。

源氏堀川館跡
堀川通グリーンベルト内に立つ。「左女牛井之跡」(さめがいのあと)の石碑が唯一の遺跡。この一帯に源氏が六条堀川館を構え、義家、為義、義朝、義経までここを拠点にして、多くのドラマが演じられた。しかし義経が京都を逃れたあと焼き払われ、屋敷内にあった左女牛井が残った。後世に至るまで名水とうたわれたが、堀川通の拡張で破却された。市バス堀川五条すぐ。

教王護国寺
弘法大師ゆかりの寺、東寺(教王護国寺)にある庭園。国宝五重塔の北に池泉廻遊式の瓢箪池があり、初夏には宝蔵廻りには蓮の花が水面に映えて目にも鮮やかである。

本願寺伝道院
仏具店が並ぶ門前町エリアにそびえ立つ、赤レンガが特徴的な本願寺伝道院。生命保険会社の社屋として明治45年(1912)に建築され、銀行や診療所などを経て、現在は僧侶の教育施設の場になっている。設計は東京帝国大学の教授・伊東忠太によるもので、レンガ造りで、インドのイスラム様式のドーム、イギリスの建物をイメージした六角塔屋など、さまざまな建築様式を取り入れつつ、千鳥破風を石造りした日本建築の意匠も。通常非公開だが、外観だけでも一見の価値あり。西本願寺境内にあるイチョウ(雄木)。境内の平地で、約30cmの盛土の外周は石の玉垣で囲われている。地上1.5m~3m付近から各方向へ太い水平枝ないしは斜上枝を出す形状はイチョウとしては特異で、逆さ銀杏とも呼ばれる。天明8年(1788)火災の時、御影堂へ水を吹きかけ類焼を防いだといわれ、「水吹きイチョウ」「火伏せのイチョウ」とも呼ばれる。市指定天然記念物。

島原大門
一間幅、本瓦ぶき、切妻の高麗門。門内は通りの左右に格子造りの古い揚屋、置屋が整然と並んでいたという。門前に通称「出口の柳」「さらば垣」、門前の道筋には、「思案橋」と粋に名づけられた橋もあった。市指定建造物。市バス島原口300メートル。

渉成園(枳殻邸)
「お東さん」と京都市民に親しまれている東本願寺の庭園。周囲に枳殻(からたち)が植えてあったことから枳殻邸とも呼ばれている。平安時代初期、嵯峨天皇の皇子左大臣源融が奥州塩釜の風景を偲んで難波から海水を運ばせた六条河原院苑池の趣向を取り入れている。1641年、徳川家光によって現在の土地が寄進され、さらに、1653年、本願寺第13代宣如上人の願いによって石川丈山が作庭。江戸期の二度にわたる大火により建物はすべて類焼したが、明治初期に復興された。春は梅や桜、夏は菖蒲や睡蓮、秋には紅葉と四季折々の風情を楽しむことができ、1936年には国の名勝にも指定されている。

輪型地蔵
正行院(猿寺)の門前にある地蔵尊で、近くの竹田街道に敷かれてあった車石を用いて造られた。交通安全守護のため街道沿いに安置されていたが、明治初年、現在地に移ったという。輪型は敷き石にある車輪用の溝。市バス京都駅前200メートル。

七条仏所跡
平安時代中期に活躍した仏師(仏像彫刻家)定朝をはじめ、その一族・子弟・子孫がながく居住して彫刻にはげんだ「仏所」のあったところで「七条仏所」「七条大仏所」と呼ばれていた。鎌倉時代に入って、この仏所から運慶・湛慶・快慶らが相ついであらわれ、多くの名作を世におくった。しかし、室町時代に入って、この仏所も21代康正のとき四条烏丸に移転した。その後、幕末の兵乱に火災にあい仏所の遺構は完全に失われた。

虎渓之庭
西本願寺の庭園。洛中における江戸時代三大庭園の一つに数えられ、昭和30年(1955)に国の特別名勝に指定された。「虎渓之庭」の名の由来は、中国江西省の廬山の麓にある絶景の場所虎渓を模写して造られたことによる。御影堂の屋根を廬山と見立てた借景庭園で、書院の前庭としてつくられた,枯山水の庭園である。

西寺跡
南区唐橋西寺町付近にあった寺。794年(延暦13)平安京造営の際、羅城門の西に創建。東寺とともに二大官寺の一つ。寺域は200メートル四方を占め、伽藍の規模は東寺と同じ。990年(正暦1)の大火など火災が相次ぎ焼滅。唐橋小学校・西寺児童公園の位置に寺跡が確認される。石碑あり。市バス西寺前200メートル。

真如院
織田信長、足利義昭の旧跡。うろこ石を並べた独特の枯山水庭園である。園内に瓜実灯篭、烏帽子石、呼子手水鉢がある。

綜芸種智院跡
空海が庶民の教育施設として828年(天長5)現南区西九条の藤原三守の九条邸に開校。大学・国学に入れない者のために儒書・仏書を講義した。835年(承和2)空海没後は後継者なく衰退し廃止。制規は空海自筆の「綜芸種智院式」。種智院大学が1881年(明治14)その伝統を継ぎ南区壬生通八条下ルに設立されたが、伏見区向島に移転した。

扇塚
下京区、五条大橋の西北詰は、御影堂扇がつくられたところ。御影堂は1284年(弘安7)大橋の近くに建立された新善光寺の別称。御影堂扇はこの寺から出した扇。古くは御末広師が集まった扇の産地。1960年(昭和35)御影石で作った扇形の碑を建立。京阪電車清水五条。西100メートル。

龍谷大学響都ホール校友会館
龍谷大学響都ホール校友会館は、学生の課外活動の練習・発表や、大学の公開講演会、生涯学習講座などの催しものを行う施設として開設しました。また、市民の皆様にもご利用いただけるよう施設貸し出しを行っています。

美術館・博物館

京都鉄道博物館
2016年4月に開業した「京都鉄道博物館」は、「地域と歩む鉄道文化拠点」がコンセプトです。JR西日本の現役社員が鉄道の魅力を全力でお伝えする「鉄道おしごと体験」や、本物のSLが牽引する客車に乗車することができる体験展示「SLスチーム号」、日本最大級の「鉄道ジオラマ」などを中心に「見る、さわる、体験する」ことで誰もが楽しむことができる「学びの場」となることを目指します。

柳原銀行記念資料館
柳原銀行は,1899(明治32)年,柳原町(崇仁地区)の町長であった明石民蔵ら地元の有志によって同和地区内に設立された銀行でした。1927(昭和2)年に銀行が倒産した後も,建物は商店や借家として使用されましたが,1986(昭和61)年に建物の取り壊し案が出たことを契機として,地域では,建物をまちづくりのシンボルとする保存運動が盛り上がり,また,1989(平成元)年に実施した京都市の建物調査において,設計密度の高い明治後期の洋風木造建築物であることが判明し,1994(平成6)年,京都市登録有形文化財に登録されました。このような経過の中,建物を移築,復元することとなり,1997(平成9)年から柳原銀行記念資料館として開館しました。当館では,地元の方々から寄贈された貴重な資料をはじめ,地域の歴史,文化,生活等にふれる展示を通じて,部落問題への正しい理解と人権意識の普及・高揚を図る啓発施設として多くの皆さんに親しまれています。

平安貴族のくらしと文化展示室  
1987年、リサーチパークの建設に先立つ埋蔵文化財の発掘調査で、平安時代(9世紀半ば)の大規模な邸宅跡が発見されたため、その遺構の概要を伝える展示室が設けられた。建物の配置などから「寝殿造りの原形」ともいわれている。往時の邸宅を40分の1サイズで復元した、縦3.5メートル、横2.2メートルの巨大な模型があり、華やかな貴族の生活を垣間見ることができる。

洛東遺芳館
江戸時代の豪商・柏原家の旧邸。婚礼衣装、調度品など約8000点、経営記録、古文書、古書籍1万冊などが残っている。商家伝承の古美術品、婚礼調度品、衣装等。

奥谷組社寺建築展示資料館
奥谷組は、明治6年創業以来、社寺建築一筋に歩み、伝統技術の研鑽と発展に努めて参りました。木工事のすべてを自社直営の工匠によって行い、新築、改築、修復等、社寺に関する全てをおまかせ頂ける専門企業として、全国の仏教界、神社界の皆様方より、信頼とお引き立てを賜っております。 平成9年に京都府より「京の老舗」として認めて頂いたことを機に、当社自ら継手・仕口などの模型を制作し、写真や図に解説を添えて展示した資料館を開設させて頂きました。模型などの資料によって、木造建築物の外観からは窺うことのできない様々な伝統技法を、細部に至るまで御理解頂きたいと考えております。この機会に、古建築の伝統技法の素晴らしさを感じて頂ければ、幸いでございます。

美術館「えき」KYOTO
京都駅ビルにあるジェイアール京都伊勢丹7階に隣接する美術館。絵画、工芸、ファッション、アニメ、絵本など、幅広いジャンルの展覧会を開催している。

教王護国寺(東寺)宝物館
鉄筋コンクリート3階建ての切妻造り。38年(1963)に完成。40年(1965)10月に一般公開を開始。弘法大師空海以来の密教美術の宝庫といわれ、国宝や重要文化財指定のものだけでも約25,000点にのぼる寺宝があり、宝物館ではこれらの文化財が公開されている。 館内1・2階が展示スペースで、平安京の玄関口羅城門にあったといわれる国宝「兜跋(とばつ)毘沙門天」、約6mもある重要文化財「千手観音立像」などの彫刻、国宝「風信帖」、経典文書などの書跡・典籍・古文書を収蔵している。また、絵画では「伝真言院曼荼羅」や「真言七祖像」、「五大尊像」(いずれも国宝)もあり、未調査の古文書は5万点以上といわれ、これらの寺宝の中から東寺の歴史や文化財をテーマにした特別展を春秋2回行っている。

半兵衛麸 お辨當箱博物館
元禄2年(江戸時代)創業の半兵衛麸2階にて、江戸時代のお辨當(弁当)箱を多数展示しています。お花見、川遊びなど季節に合わせた蒔絵、将棋盤の形のお弁当箱など職人や先人の技や遊び心が伺えます。鑑賞後は、1階店内にてお庭を見ながらごゆっくりとお過ごしくださいませ。

オムロンコミュニケーションプラザ
一日に約4回行われる見学ツアーは予約制。約1時間のコースで、スタッフの案内のもと、館内を見学できる。3階「歴史のフロア」では、創業から現代にいたるまで、オムロンが社会のニーズに先駆けて、どのような製品を開発してきたかを展示。高速かつ正確に処理される改札機の仕組みや、日本で初めて福祉工場を設立した経緯など、オムロンから広がった技術・取り組みを展示する。2階は、さまざまな社会問題を解決する商品やテクノロジーを「社会」・「生活」・「産業」の3つのコーナーに分けて紹介する「技術のフロア」。ここではフロアの空間全体を生かしたプロジェクションマッピングや、実際の製品を使いながら、最先端の技術を体感することができる。

風俗博物館
源氏物語の六条院の館「春の御殿」を4分の1のサイズの模型で作り、色とりどりの装束を物語そのままの色柄で具現すると同時に、実物大の人形・調度品・寝殿の一部も展示し、書物や絵巻でしか触れられなかった源氏物語の世界をよみがえらせる。

龍谷大学 龍谷ミュージアム
龍谷ミュージアムは、世界遺産・西本願寺の正面に位置する仏教総合博物館です。龍谷大学の長い歴史の中で蓄積してきた研究成果や貴重な学術資料などにより、仏教の誕生から現代の仏教までの流れを幅広く紹介するシリーズ展に加え、特定のテーマに基づいた特別展や企画展なども開催しています。 シルクロード最高の仏教美術・誓願図が描かれたベゼクリク石窟を原寸大で復元した回廊は必見です。 超高精密な映像作品もミュージアムシアターでお楽しみください。

角屋もてなしの文化美術館
角屋は島原開設当初の寛永18年(1641)から連綿と建物・家督を維持しつづけ、江戸期の饗宴もてなしの文化の場である揚屋建築の唯一の遺構として、昭和27年(1952)に国の重要文化財に指定されました。 揚屋とは、江戸期の書物の中で、客を「饗(もてな)すを業とする也」と定義されているところによると、江戸期の民間の大型宴会場でした。大座敷に面した広庭に必ずお茶席を配するとともに、庫裏と同規模の台所を備えていることを重要な特徴としています。所蔵美術品では、昭和58年(1983)に蕪村筆「紅白梅図屏風」が重要文化財に指定されました。また、平成元年(1989)には財団法人角屋保存会が設立され、平成10年度からは「角屋もてなしの文化美術館」を開設、角屋の建物自体と併せて所蔵美術品などを展示・公開しています。平成22年には角屋の庭が「京都市指定名勝」に指定されました。

行事・祭典

カード感謝祭
万燈会法要・盆踊り<教王護国寺(東寺)>
終い弘法
若一神社若一講社大祭ならびに火焚祭
後七日御修法<教王護国寺(東寺)>
重陽祭<市比売神社>
晨朝法要<東本願寺>
晨朝法要<本願寺(西本願寺)>
御正忌報恩講法要
おかめ節分
世継地蔵尊功徳日大祭
女人厄除祭
蓬祭<若一神社>
#寺院・神社の行事
市比売祭
初弘法<教王護国寺(東寺)>
生身供<教王護国寺(東寺)>
例祭・宝永祭
真宗本廟報恩講
弘法大師降誕会・おさなごのつどい<教王護国寺(東寺)>
年越の大祓式ならびに除夜祭<若一神社>
ひいな祭
般若心経法供養会
三弘法詣
夏越の大祓<若一神社>
帰敬式 <本願寺(西本願寺)>